食品メーカー

工場や品目で異なるロット管理を統合
柔軟・迅速な市場変化への対応が可能に
高い精度を求められる、食品業界のロットトレース機能。柔軟なロット管理により市場の要請に機敏に対応。
システム導入の背景
食品に対する社会的な要請から、原材料受入時よりロットトレースが取れる仕組みが求められていた。また生産、販売、在庫でホストコンピューターが異なっており、トレーシングの障壁となっていた。
抱えていた課題
- ロットトレースはしたいが、工場や品目によってロットの管理レベルが異なっていた
- 取り扱うロットの種類が生産用、物流用、個装用と多岐にわたっていた
- アレルギー等に関する原料がどの製品に使用される予定なのか、計画段階から把握する必要があった
システム導入のポイント
- 柔軟なロット管理機能
4種類のロット管理機能により、工場や品目によって異なる管理レベルに柔軟に対応できること。(4種類のロット管理:フルロット、サイトロット、ソフトロット、ロット管理なし)
- 一品目に対して、複数種類のロットが管理可能
内部ロット(システム内部で使用するロット。ロットトレースに使用)、外部ロット(業者ロットNo.)、表示ロット(個装に付けられるロット)、物流ロット(物流用の外箱などに使用されるロット)にて、管理可能であること。
- アレルギー等に関する中間品や製品の管理
アレルギー等に関する原料を指定すると、その原料を使用して製造される中間品、製品などが一覧で確認可能に。
充実したロットトレース機能により、システムで市場変化に迅速に対応。
システム導入効果
導入効果1. 実績(受払)系情報と計画系情報の整合性が取れるようになった
現場に投入報告、消費報告の重要性が浸透した。